こんにちは!
カークルレンタカーです。
皆様、昨日の「ちびまる子ちゃん」ご覧になられたでしょうか。
以前、当ブログでも投稿しましたが、キートン山田さんが、その声優人生に終止符を打たれる有終の回でした。
ネタバレはまずいので詳細は記載しませんが、まるちゃん一家が夜桜見物に出かけると、飼い猫を探す少年に遭遇します。
夜桜に偶然来ていた同級生たちと、その猫を探すと、木から降りられなくなっていた猫をまるちゃんが発見します。(その猫は、白黒模様の大きな猫で、まるちゃんたちは「牛猫」と呼んでいました。)
猫を探していた少年のもとに、猫を連れて行ってあげると、その少年が感謝の意を伝えるとともに、まるちゃんに名前を尋ねます。まるちゃんは「まる子だよ」と快く回答します。
その後、トイレに行くと、そこから出てきた男性が出てくるのですが、なぜか足だけで顔は映りません。まさかまさか、、、。
BGMもなくなり、その男性は、まるちゃんに向かって「ありがとう、まるちゃん」と言って、頭を撫でます。
その声は、、、キートンさんでした。鳥肌立ちましたよね。
その後、その男性は「牛猫」と母親と一緒にいる少年のもとへ。顔は最後まで出ませんでした。
なんと、キートンさんは「牛猫」を探す少年の父親役で登場したのです。
番組がキートンさんにまるちゃんに御礼を言うシーンを用意してあげたのでしょう。
思えば、少年の質問に「まる子だよ」と回答するのも、実はおかしいのです。
まるちゃんの本名は「ももこ」だからです。なぜ、知らない少年に「まる子」と答えるのかな?と不自然に思ったのですが、その時は流してしまいました。
こういう展開が待っているなんて。。。
おそらく、少年が父親たるキートンさんにことの顛末をお話ししたのでしょう。そこで「まるちゃんっていう女の子が見つけてくれたんだよ!」と伝えたのでしょう。キートンさん(父親)も遠くからまるちゃんを見ていたので、顔が分かったのでしょう。
情報量が少ないですが、そのように解釈しました。
物語の内容に辻褄を合わせ、さらに、キートンさんからか感謝の言葉を引き出す。
90年代より、三十年近く番組を支えてきた古参が去る舞台を整えるために、スタッフが作り上げた演出だったのです。
番組がキートンさんを大事にしていたことが分かるシーンで心が熱くなりました。
スタッフ的には、キートン山田さんは銀河英雄伝説のキャゼルヌ中将がはまり役すぎて、そちらのイメージが強いと感じています。
キャゼルヌの盟友、ヤン=ウェンリーの役を担当していた富山敬さんは、なんと友蔵さんの声を担当してしました。私は幼少期、突然、友蔵の声が変わったなと思ったのですが、成人してから知ったのは、富谷さんは1995年に若くして他界されておりました。
キートンさんとの仲は分かりませんが、相当悲しい出来事だったのではないかと推察されます。
また、まるちゃんの父親であるヒロシは銀河英雄伝説では、ナレーションを司る屋良有作さんなんですねー。ちなみに、屋良さんはナレーションのみならず、クルト伍長役でも参加しており「タンクベッドって、そんなにすごいん!」と思わされたのを覚えております。
その他、この世代の声優陣は、多くの方が銀河英雄伝説に参加しており「〇〇〇(声優) 銀英伝」と検索すると、すごいちょい役やサブ役で出てきていたりします。贅沢すぎる!!
番組を超えてしまいますが、サザエさんでは、アナゴさんがロイエンタール元帥の若本規夫さんだったり、マスオさんを演じてた増岡弘さんはヘンスロー弁務官だったりします。
日曜6時から7時は、とんでもない時間帯なのです。
と言うわけで、長きにわたりキートンさん、お疲れさまでした!
楽しい番組をありがとうございました!
スタッフは、銀英伝五周目行くしかないと思っております。